代表的なトニーヴィラモンテス
ジョジョ立ちの中でも最も有名と言えるのは、左の手のひらで顔を隠し、指の間から視線を出すポーズです。誰でも簡単に実践できるため、ジョジョ立ちを再現する場合のランキングでも上位に来ることが多いです。
元々は第1部のジョナサンジョースターが単行本の表紙で取ったポーズですが、その元ネタはファッションイラストレーターのトニーヴィラモンテスの作品である可能性が高いです。非常に近いポーズが、公開されているトニーヴィラモンテスの作品の中にあるからです。
また、シリーズの中でも人気が高い第3部の主人公承太郎のジョジョ立ちは、シンプルに片方の人差し指を前に向けるだけなので、元ネタは判明していません。しかし、その宿敵であるDIOのジョジョ立ちには、トニーヴィラモンテスが元だと考えられるものがあります。性別こそ違うものの、背中を見せながら腕を前で組んでいることが分かる構図がとても似ています。
ジョルノの有名な元ネタは3つ
第5部の主人公であるジョルノジョバァーナのジョジョ立ちは、判明しているものだけで3つあります。いずれも写真で、ひとつはジョルノを代表するガニ股でのジョジョ立ちです。ガニ股で両手を足の付け根辺りに添えるポーズですが、元ネタとはガニ股であることだけでなく、左右の肘の曲げ方や手の位置まで共通しています。そ
して、残りふたつは手の位置が特徴的な構図です。シンプルに両手を手前側に伸ばしているものと、パントマイムのように顔の近くで両手のひらを見せているものです。このどちらも構図の段階から同じで、オマージュしていることがはっきりとわかります。
ピックアップ