瀕死のイギー
ポルナレフとイギーはどうにか勝機を見出そうとしますが中々上手くいきません。イギーはヴァニラアイスを騙そうと、スタンド能力「ザ・フール」を使い、砂で偽物のディオを作り出しますが、すぐに見抜かれてしまいます。
しかもそれがかえってヴァニラアイスの怒りを買ってしまい、イギーは激しい連続の蹴り攻撃を受け瀕死の状態になってしまいます。ポルナレフはイギーを助ける為に交戦しますが、ヴァニラアイスの圧倒的な力にどうする事も出来ません。
最後の「ザ・フール」
そしていよいよヴァニラアイスはとどめを刺しに来ます。自ら暗黒空間に入り込み、ポルナレフがいる空間全てを削り取ろうとしてきます。重傷のポルナレフはもはや逃げる事も出来ず、死を覚悟しました。
しかし空間が削り取られる瞬間、瀕死のイギーが最後の力を振り絞ってスタンド「ザ・フール」を使い、砂でポルナレフを天井に逃してくれ、一命を取りとめます。最期にイギーはニヤッと笑って、力尽きました。
イギーの命と引き換えに助かったポルナレフはヴァニラアイスに剣を刺し、首の骨を折ります。それでも敵は死にません。何故ならヴァニラアイスはこの戦いの直前にディオから血をもらい吸血鬼になっていたからです。それに気づいたポルナレフは壁を壊して日光を浴びさせヴァニラアイスを消滅させます。こうして強敵ヴァニラアイスを倒し、一人たたずむポルナレフは、アヴドゥルとイギーの魂が天に昇っていくのを見るのでした。
イギーは承太郎らと共に行動していましたが、彼らになつく事は一切ありませんでした。特にポルナレフとは犬猿の仲で、しょっちゅうケンカをしていた位なので、そのイギーが最期にポルナレフをかばって死んでいくシーンは涙なしでは観られません。
このヴァニラアイス編はもちろん原作の漫画も素晴らしいですが、2014年と15年にかけて放映されたアニメ版もまた素晴らしい出来となっています。イギーの声優を務めた声優の福圓美里さんの演技は素晴らしく、物語により一層の深みを与えています。
ヴァニラアイス編でのイギーの最期は涙なしでは観られません
様々な強敵と戦ってきたイギーですが、中でも最強の敵だったのがヴァニラアイスです。この壮絶な戦いで自らの命を引き換えにポルナレフを救い、そして勝利へと導いたイギーの心意気は涙なしでは観る事が出来ません。
まだ原作を読んだ事、アニメを観た事がない人は必見です。
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