【磯部磯兵衛物語】打ち切り筆頭と思われた漫画が4年連載された理由【ジャンプ】

漫画・小説

何でもありの浮世絵ギャグ漫画

週刊少年ジャンプで4年に渡って連載された磯部磯兵衛物語は、沖縄県出身の仲間りょうさんによるギャグ漫画です。舞台は江戸時代で、登場人物や背景が浮世絵風なのが特徴です。

そして、実際は親子である徳川家康と徳川秀忠が兄弟だったり、江戸時代なのにコンセントがあったりするなど、史実とフィクションを織り交ぜた何でもありのストーリーです。

基本的には1話完結で、主人公である磯部磯兵衛が、だらけきった生活の中でぼんやり武士を目指すという日常系の漫画です。

ワンピースの代理原稿から人気を得た

磯部磯兵衛物語は、ジャンプを代表するワンピースの代理原稿から始まりました。

作者である尾田栄一郎さんが急病によってワンピースの休載が余儀なくされた時に、ページを埋めるために磯部磯兵衛物語が掲載されました。

そこで高い人気を集めたため、連載されることとなりました。そんな磯部磯兵衛物語の魅力は、特に中身のない内容です。

主人公の磯兵衛は武士になるという目標を持っていながらも、特に努力をするわけでもなく無駄に毎日を過ごします。

また、その他に登場するキャラクターもどこか抜けていて、全体的に緩い世界観となっています。そのため、手に汗握る展開が多いジャンプで、息抜きができるギャグ漫画としてのポジションをゲットしました。