ニューエラシールがダサい?帽子キャップのツバのシールを剥がさない意味や理由は?

ファッション

シールを剥がさずに使用する理由

ニューエラのキャップは大半の商品がツバ部分にシールが貼られています。

ツバのシールは洋服などの商品タグと同じ扱いなので購入時に取り除いても問題はありません。本来であれば必要のないシールをそのままにして使う理由の一つにブラックカルチャーの影響が挙げられます。

ニューエラは1920年代にアメリカのニューヨークで創業された帽子の製造会社です。機能性とデザイン性の高さで一躍人気ブランドに成長しましたが、貧富の差が激しい当時のアメリカでは気軽に買える物ではなかったと言われています。

気分だけでも味わいたいと偽物で代用する人も多く、シールを剥がしてしまうと本物と信じてもらうことができなかったのです。

そこで購入者が自分のキャップが本物であると証明するためにシールを剥がさずに使うようになったのが始まりとされています。

シールの種類と色が持つ意味

創業から100年以上の歴史の中でニューエラは数多くの商品を販売しています。

シールもゴールドやブルーなどいくつものカラーバリエーションが用意されていましたが、仕様変更に伴い現行品はゴールド、シルバーの2色です。

カラーが2色に限定された理由は購入のしやすさが主な理由と言われています。ニューエラのキャップはアジャスター付きと付いていない物の2種類です。

カラーバリエーションが豊富に取り揃っていた当時は見た目で判断が難しく、購入者は店員に確認する必要があったと言われています。

この問題を解決するために、アジャスター付きでサイズ調整ができるのがシルバーのシール、調整負荷はゴールドのシールとなったのです。