DCブランドブームも不滅の人気を誇るメンズビギ
1980年代終盤に入るとDCブランドブームは終焉し、1990年代前半に日本経済のバブルが崩壊すると、数多くの小規模デザイナーズブランドは姿を消しました。
しかし、メンズ系デザイナーズブランドの先駆けと言えるメンズビギは、DCブランドブームの終焉・バブル崩壊をものともせず好調な売り上げを維持し続けます。
なお、メンズビギはユニクロのように大量の直営店をもつブランドではなく、大都市在住者以外はなかなか商品を手に入りにくいという弱点を得ていました。しかし、2000年代に入ると主な出店先である丸井が「マルイウェブチャネル」という通販サイトを開設し、この事業に本腰を入れ始めます。
それは、このブランドにとってまたとない追い風となりました。ネット通販によって地方在住者が丸井系ブランドの服を簡単に購入する事ができるようになった中、2000年代後半に入ってメンズビギはファンの数をさらに増やす事に成功します。
メンズビズの人気の秘訣
メンズビギは、菊池武夫がブランドを指揮していた頃から、ブリティッシュベースの上品なヨーロピアンカジュアルスタイルを提案してきました。
その独特な作風は日本国内において唯一無二の存在である上にデザインレベルは進化し続けており、欧州文化に憧れる男性層の心を掴んで離しません。
上質な素材を使用していますが価格も他の丸井系カジュアルブランドと同じくらいで、一度買ったら長く着続けられる事も良いと評判です。
ファンの年齢層が幅広いメンズビギ
メンズビギはファンの年齢層が幅広いブランドで、丸井の中心顧客層である20代くらいの若い男性から40代くらいまで幅広い世代から愛されています。
中心顧客層からは外れるため実店舗には入りづらいという50代以上の大人の男性層も、ネット通販で商品を手に入れられる環境のため、ますますその人気を高めていく事でしょう。
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