ジョンブルはダサい?日本発ファッションブランドの特徴|人気デニムを調査

ファッション

ジョンブルが辿ってきた歴史

中国地方の岡山県は、日本国内でも特に繊維業で栄えてきた地域として知られ、様々な有名ファッションブランドを輩出してきました。デニム(ジーンズ)ブランドのジョンブル(Johnbull)はその代表的な存在で、こちらはいかにも海外で発祥したようなブランドながら実は完全なる岡山産ブランドです。

展開しているのは倉敷市に本社を構える株式会社ジョンブルという会社で、こちらはカネワ被服という屋号にて1952年に個人事業をスタートさせました。その11年後となる1963年にはカネワ被服株式会社という商号で法人化し、同年中に株式会社ジョンブルへと商号変更し、倉敷市内に縫製工場を建設します。

事業の規模は順調に拡大し、1973年には東京に進出して「ジョンブル新宿店」をオーブンさせました。翌1974年には東京と大阪にそれぞれ営業所を新たに設置し、全国展開が本格化します。その後、ジョンブルは様々な業態を展開する国内有数の人気デニムブランドへと成長していきます。

2002年に創立50周年を迎えてからも守りに入る事無く常に新しいビジネスを取り組み続けてファン層を拡大していき、全国各地に様々な年代層のファンをもちます。2015年には自社ジーンズとコーディネートした着こなしを可能とする「Makerhood Shirt」というカジュアルシャツラインもスタートさせました。

ジョンブルの特徴

国内外のジーンズブラントはそれぞれ様々な特徴や強み・独自のコンセプトをもっています。その中でジョンブルは「ジーンズとはアメリカで労働者の服として誕生した」という起源を大事にし、ワークウェア系のジーンズを主に展開しているのが特徴です。

また確かな技術力を誇る岡山において、一つ一つの商品を大事に作り上げているのも特徴で、むやみに大量生産しようとは考えていません。大量生産しないため店舗数や年商だけで言うと、日本一のジーンズ(デニム)ブランドには当てはまらないところがあります。

しかし、縫製の素晴らしさや機能性など総合的に考えると日本一と言っても過言ではない存在で、極めて高い顧客満足度を誇ります。