メルエム・コムギの最期
時は進み、メルエムはネテロとの戦いで貧者の薔薇(ミニチュアローズ)によって瀕死になります。ミニチュアローズは殺傷能力の高い小型爆弾で、その真意はは爆発したあとのに撒き散る毒にあります。
メルエムはユピーとプフによって復活はしますが、毒によって時期に死ぬことを察しました。
メルエムはコムギを探し出し、個室で二人になります。
「最期を……コムギお主と打って過ごしたかった。」
毒は感染しコムギにもその影響を与えると知りながら、コムギはそれに応じます。そして二人で対局を交わしている間に、だんだん力がなくなっていきます。真っ暗な背景の中、
「コムギ…いるか…?」「はいはいいますとも」
「コムギ…いるか…?」「はいなもちろん」
消え入りそうな声でなんども確認するメルエム。最期はコムギの膝の上に頭を乗せ、横たわった状態で亡くなります。それをコムギは母親のように優しく抱いて同じく息絶えました。
コムギがメルエムの「死に方」を変えた
ミニチュアローズの殺傷能力を持ってしていれば、メルエムはどの道死んでいたでしょう。もし、コムギと出会っていなければ、メルエムは暴君なまま暴れまわり勝手に死んでいたかもしれません。
コムギに出会い誠実さが芽生えたことで、人に抱かれて死ぬという美しい結末に、みな涙腺崩壊するのではないでしょうか。
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