ベンチュラが持つ魅力
ベンチュラの魅力は何と言ってもその個性的なデザインでしょう。
一般的に、腕時計のケースは丸形が多いものです。あるいは、従来の腕時計とは少し毛色は異なりますが、Apple WatchやH2などのスマートウォッチと呼ばれる腕時計であれば、ケースが正方形になっています。
一方、ベンチュラのケースはというと、丸でも正方形でもなく、三角形のような形になっています。この独特のデザインがベンチュラの人気の要因であり、各界のセレブや芸能人にも愛用されているほどです。
ただ、そういった個性的なデザインだと、悪目立ちしたり、ビジネスの場にはふさわしくないのではないかと思う方もいるかもしれません。しかし、ベンチュラのケースの形は独特であるものの、ケース自体が極端に大きいわけでもないので、手元をさりげなく演出するのに適しています。
文字盤もごちゃごちゃしておらず、シンプルで見やすいため機能性としても申し分ありません。ベルトもスーツスタイルと相性の良い黒革やメタルから好きなほうを選べるのも見逃せないでしょう。個性を主張しつつも、機能性やTPOをわきまえた謙虚さもしっかりと兼ね備えていると言えます。
ベンチュラの評価やイメージ
腕時計のモデルによっては、「若者がファッションの一部として付けるもの」とか「成熟した大人のビジネスマンが付けるもの」といったイメージが強いものも存在します。では、ベンチュラはどんなポジションにいるのでしょうか。
ベンチュラだけでなく、それを展開するハミルトン自体にも言えるのですが、購入者の世代が20代~40代と比較的幅広くなっているのが特徴です。すなわち、若い人が付けていても「背伸びしている」という感じはないですし、ミドルシニア層が付けても「若作りしている」というイメージも持たれにくいのです。
この背景には、ベンチュラの価格帯がミドルレンジに位置していることも関係します。モデルによって違いはあるものの、ベンチュラの価格は8~15万円くらいが相場となっていることが多いです。腕時計の相場としては、気軽にいつでも買えるほど安くはないが、かといって高所得者向けのモデルでもないというわけです。
素人目にも、時時計自体の作りはしっかりとしており、一定の風格も感じさせるので、価格と品質から見たコスパの面でも優秀と言えます。
ベンチュラは女性にウケるのか?
正直なところ、ベンチュラは、ロレックスやオメガ、ブライトリングなどの高級腕時計に比べれば、ブランド力の面では弱いと言えるでしょう。少なくとも、男性の社会的ステータスが何よりも重視されることがある場においては、女性ウケが必ずしも良いとは言い難いかもしれません。
ただ、ベンチュラの最大の魅力は、唯一無二とも言えるデザイン性です。
ありきたりな形ではなく、敢えて個性的なものを愛用している、こだわりを持って腕時計を選んでいるというイメージを女性に与えることは可能です。
そういった姿勢は女性からすると「センスがいい」「ファッションに芯がある」とポジティブに捉えられることも珍しくないので、前述の特殊な状況を除けば、女性ウケも十分に狙えると言えるでしょう。
独特の個性を楽しむのがベンチュラ
個性的なものというのは、良くも悪くも周囲から注目されるので、賛否両論を招きがちかもしれません。ただ、何を美しい、カッコいいと感じるかに本来正解はなく、人それぞれの感覚を大事にするのも腕時計の楽しみ方の1つです。
少しでもベンチュラの個性に惹かれる部分があるのなら、その直感は十分信頼に足るものなのです。
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