『ファーゴ』は実話なのか?世間の感想やレビューも紹介
多くの観客が『ファーゴ』を実話だと思い込んでいるのは冒頭のテロップのせいでしょう。以下、真相を解説します。
テロップの真意
映画『ファーゴ』の冒頭には「これは実話の映画化である。 実際の事件は1987年ミネソタ州で起こった。生存者の希望で人名は変えてある」というテロップが出ます。
しかし、本作のような事件はアメリカで確認されていません。
つまり、このテロップ自体がコーエン兄弟のしかけたトリックであり、観客をだますためのブラックジョークだったのです。
まどわされた観客たち
『ファーゴ』を見た人たちは「現実にこんなことがあったのか」と驚きました。しかし、いくら調べても元になった事件は見つからず、感想やレビューはとまどいであふれました。
まさにこうした人間のだまされやすい心理こそ、コーエン兄弟が『ファーゴ』で釘を刺そうとしたメッセージなのでしょう。
映画『ファーゴ』鑑賞後に感想とレビューをチェックすれば真の評価が分かる!
『ファーゴ』には「本当に実話なのか」と疑問視する感想が目立ちます。このように、人の嘘に右往左往させられる人間の悲哀を『ファーゴ』は伝えたかったのでしょう。
映画を見た後で感想やレビューを眺めると、作品が本国で高評価の理由も理解できますよ。
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