トンイは実話?創作?ドラマ作品は全てフィクションなのか?その真実は?

ドラマ

「トンイ」とは

「トンイ」は、2010年に韓国で放送された時代劇で17世紀後期から18世紀前期までが舞台となっています。

無実の罪を着せられ、無惨に殺された剣契(コムゲ)の頭の娘トンイが、父と兄の無実を証明するために宮廷へと入り、やがて第19代王粛宗(スクチョン)と出会い、やがて第21代王英祖(ヨンジョ)の母親になっていく姿が描かれています。

窮地に陥っても、持ち前の行動力と知恵をいかして乗り越えていくトンイの姿は、多くの人の心に響き、韓国では最高視聴率33.1%を記録するほどの人気を博しました。

トンイ役のハン・ヒョジュさんの可愛さに、多くのファンが魅了されました。韓国の歴史が描かれているため、史実に基づいていると考える人も多くいますが、一部フィクションだともいわれています。

フィクションとされる部分

人気作品「トンイ」のなかでも、フィクションとされているのが、実はトンイ自身なのです。確かに、粛宗(スクチョン)はチェ氏というトンイのモデルとなった女性を側室として迎えています。

ですが、宮廷に入る前のことはほとんど資料がなく、その真実はわからないのです。それは、チェ氏の身分が低かったことと関係があるのかもしれません。

ドラマでは剣契(コムゲ)の娘として育ったトンイですが、その存在は時代劇を盛り上げるために作られた架空の人物だったのです。

歴史のなかで、チェ氏に対しては様々な憶測が飛んでいます。ドラマとはかなりの違いがあるともされていますが、実際にはどのような女性だったかはわかりません。

しかし、チェ氏が王の寵愛を受けて次代の王の母となったことは真実なのです。