NUMBER(N)INE(ナンバーナイン)はダサい?メンズファッションブランドの人気を調査

ファッション

人気メンズブランド・NUMBER(N)INEの起源

NUMBER(N)INEは、セレクトショップスタッフを経て独立した宮下貴裕さんにより、1996年に東京で立ち上げられたファッションブランドです。

1990年代半ばと言えばSmart(宝島社)をはじめとしたストリート系ファッション誌が次々に創刊された時期で、時代の波に乗ってストリート系のNUMBER(N)INEは急成長しました。そして、A BATHING APEやUNDERCOVERと並んで「裏原宿系ブランド」の代表格へと成長し、裏原ブームを牽引してきた歴史をもちます。

2000年代に入ると高橋盾さんによるUNDERCOVERと共に東京コレクションにも出展するようになり、デザイン性はさらに進化しました。

2000年代は世界的パリコレブランドだった

東京コレクションで大成功を収め、日本一カッコいいブランドの一つとなったNUMBER(N)INEは、2004年よりパリコレクション(メンズ)にデビューします。パリコレにおいても創業者・宮下貴裕さんによるNUMBER(N)INEの作品は高い評価を受け、ブランドイメージはますます高まっていきました。

しかし、リーマンショック後の2009年に宮下氏はNUMBER(N)INEを突如離脱し、ブランドは存続の危機を迎える事となります。しかし、もともとブランドを運営していたクークス社は創業者がいなくなってからも会社・ブランドの存続を決めました。