孫との初対面は76巻の雄山の危機のとき
山岡士郎と栗田ゆう子の結婚と2人の間に子供ができたのは、小学館から発行された単行本68巻の父と子からです。友人たちに赤ちゃんができる流れの最後に、栗田ゆう子から子供ができたと報告を受けます。
その後赤ちゃんができたことを山岡の父である海原雄山に報告しにいくのですが、その際に喜ぶ描写はないのですが顔色が悪いことを察知し健康管理をしっかりしろという激励を伝えます。
ただ健康管理がうまくいっていないことを伝えられた際に、つわりによる食欲不振が原因と聞かされたことで過去の経験をもとにメニューを考案し助けます。
そして75巻の宮城県を舞台にした日本全県味めぐりが終わった際に、ゆうこの出産の報を受けて山岡士郎は緊急帰宅をします。双子の赤ちゃんは一人が逆子だったために、無事に誕生するために帝王切開を決断します。そして山岡士郎と駆け付けた友人たちが心配する中で、手術室の中から2人の産声が響き渡ったのです。
その吉報は海原雄山にも届きましたが、これまでの素直になれない頑固な性格から何がおめでたいのかと言ってしまいます。その言葉を聞いた調理主任の中川が、新しい命の誕生を祝えないことに対して喜べないのは駄目だと叱責されてしまいます。
その言葉を聞いた海原雄山は反省し、調理主任の中川と子供の誕生を祝ってお酒を酌み交わします。
そして待望の対面を果たしたのが、単行本の76巻の雄山の危機の時です。帝王切開から回復した栗田ゆうこは子供たちを海原雄山に会わせてあげたいと、同居人のお千代さんと一緒に美食倶楽部に訪れます。
2人の自己紹介を終えた後に、栗田ゆうこから2人の孫を抱いてほしいと頼まれます。その願いに驚いた海原雄山ですが了承し、2人の孫を腕に抱いた描写が描かれます。
その後も何かと孫を気に掛ける海原おじいちゃん
2人の孫との対面を果たした海原雄山は、その後も孫について気に掛ける様子がうかがえます。
師匠の唐人先生の誕生日の際に海のカキが食卓に並べられていたのですが、子供たちが口に出したところ強い香りに驚いて吐出してしまいます。
カキを口に入れるのを止めなかった山岡士郎に責をしますが、その後お千代さんに頼んでカキ丼を作るように指示します。
カキは栄養価に優れており、子供の成長の手助けになる食材です。しかし初めて口にした時の印象が悪いため、このままでは大人になっても嫌いになってしまう恐れがあります。
そこで海原雄山はカキのおいしさを堪能できる方法として、ご飯のうまみと火を通して潮の香りを中和したカキのうまみを楽しんでほしいとカキ丼を作るように指示した理由です。
このように孫と出会うきっかけがあった時には、性格の関係上において戸惑うことが多いですが何かと気にかける優しいおじいちゃんになっています。
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