女王蜂に食べられたレイナ
レイナは、ハンターハンターのキメラ=アント編に登場するキャラクターです。キメラ=アントとは蟻に似た生物で、キメラ=アントの女王は兵隊蟻を使用して、人間たちを攻撃していました。
キメラ=アントの女王が初めて食べた人間の子供が、レイナとその兄のクルトで、二人は山に果物を取りに行った際に女王に見つかり、食べられてしまいました。
その後、女王蟻は多くの人間を同じように捕食していき、人間の知能や人格を持ったキメラ=アントを産み落とします。彼女が産んだキメラ=アントの一人がシドレで、シドレは実は、女王蜂に食べられたレイナが生まれ変わった姿でした。
シドレはハギャ隊の雑務兵として働いていて、人間の言葉がわかるために、ハギャ隊の師団長補佐であるヒナの、付き人のような仕事をしていました。
女王蜂に食べられた時の年齢が若かったために、レイナはシドレとして生まれ変わった後でも、人間として生きていた時の記憶を持ち続けていました。
レイナを故郷に送り届けたブロヴーダ
『ハンターハンター』に登場するエピソードの中でも、ファンの人気が高い場面の一つが、キメラ=アントに生まれ変わったレイナが、生まれ故郷に戻る場面です。
人間とキメラ=アントの争いが終結した後に、彼女は自分の故郷に戻りますが、この時彼女を家まで送り届けたのが、ブロヴーダです。ブロヴーダはシドレと同じキメラ=アントで、ザリガニのような姿をしているのが特徴です。
女王蜂が亡くなった後は、東ゴルトーの国王になったこともありましたが、部下に裏切られて、権力を失ってしまいます。
争いが終わった後で、ブロヴーダは人間であった頃の故郷であるNGLに戻りますが、この時彼は、同郷のシドレを一緒に故郷に連れて帰ります。
蟻の姿に変わってしまったシドレを故郷の人たちが受け入れてくれるかどうか、ブロヴーダは疑っていましたが、レイナの母親は彼女を一目見ただけで、シドレがレイナであることを見抜きました。
シドレが村人に受け入れられたのを見て安心したブロヴーダは、一人村を立ち去ろうとしますが、「いっしょにごはん食べよ?」と声をかけられたシドレにブロヴーダは、人間であった時と同じように涙を流してしまいます。
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