パープルヘイズディストーションとは?
パープルヘイズディストーションは「ジョジョの奇妙な冒険 part5 黄金の風」の後日談として刊行されたノベライズ「恥知らずのパープルヘイズ」でフーゴのスタンドが進化したものです。
漫画では裏切り者とされたフーゴですが、その別れはあまりにもあっけないものでした。これまでのエピソードでジョルノ達が自らを犠牲にして仲間を助けてきたことを考えると、仮に「チームを生かすため」としても腑に落ちません。
彼らがあまりにも勇敢で、並ならぬ覚悟を持つことから、つい少年であることを忘れてしまいますが、フーゴはまだ16歳です。黄金の風は任務を通じて若者が成長する物語ですが、それをスタンドの進化として表現した見事な作品といえます。漫画ではジョルノが「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」としてスタンドを進化させました。
一方で生き残ってしまったフーゴは、再び組織に「忠誠を誓う資格を得る」ために証明する状況に立たされます。つまり裏切り者ではないということを自ら証明しなければならないのです。こうしてフーゴは任務を通じて自らを成長(=スタンドの進化)させることを運命づけられたのでした。
パープルヘイズとパープルヘイズディストーションの能力を比較
ジョジョではスタンドの能力をパラメータで表しています。
まずはパープルヘイズのパラメータを見てみます。
破壊力:A / スピード:B / 射程距離:C / 持続力:E / 精密動作性:E / 成長性:B
進化してディストーションとなると下記のようになります。
破壊力:A / スピード:B / 射程距離:E / 持続力:E / 精密動作性:C / 成長性:?
破壊力についてシリーズ全体を通しても最強クラスに属することは間違いないでしょう。進化した後は射程距離が劣化した分、入れ替わる形で精密動作性が向上しています。
注目すべきは成長性です。もともと制御不能であったため発展途上の能力領域を加味したBとなっていたところ、[?]になっています。先ほども言及した通りフーゴの成長を描く物語のため、スタンドがどのように進化するかはフーゴ次第ということになります。
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