1番の代表作は野球部のマネージャー
現在40代以上の人であれば、日高のり子さんと聞いてタッチに登場する浅倉南を真っ先に思い浮かべる人は多いでしょう。
1986年から放送が開始されたアニメで、高校野球を舞台にしたラブコメです。日高さんはこのアニメの中で、野球部のマネージャーでありヒロインでもある浅倉南の声を担当されていました。明るく元気で、何事にも前向きなキャラクターの声は、日高さんにピッタリの役だったといえます。
原作はあだち充先生で、ファンの間ではあだち先生のマンガの中でこの作品が1番好きという人が多いくらい大人気の作品なので、リアルタイムで見ていなくても内容を知っている人は多いと思います。
また、あだち先生のマンガのヒロインの中では浅倉南が1番好きという人が多いくらい、魅力的なキャラクターでした。それほどの人気を呼んだ理由の1つに日高さんの声があります。
同じ女子高生でも名探偵コナンの世良真純とは一味違った良さを引き出していて、初恋の女性が浅倉南だったという男性も多いことでしょう。
永遠の少年にもピッタリの声
子どもの頃に見ていたテレビ番組に、世界名作劇場がある人は多いと思います。1つの作品を1年間かけて放送するのですが、1989年に放送されたのはディズニーでも有名なピーターパンでした。
その中で、自由に空を飛び回り、海賊たちに立ち向かう永遠の12歳の主人公の声を担当されていたのが日高のり子さんです。
浅倉南とは声質を変え、少年っぽい声を出していたところにも日高さんのスキルの高さがうかがえます。声を聞いただけでは浅倉南の声だと気づかなかった人も多いことでしょう。
また、作品中のヒロインであるウェンディの声を担当されていたのは、現在名探偵コナンで鈴木園子を担当されている松井菜桜子さんです。運命の関係は、この時代からすでに始まっていたのですね。
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