力だけであれば最強の卍解
BLEACHの最終章では、更木剣八は始解だけでなく卍解も果たしています。斬魄刀の姿が変わるだけだった始解とは異なり、卍解では更木剣八自身の見た目も変化します。肌の色が赤くなり、角が生え、顔には紋様が入るという、人間とは程遠い姿となります。
また、斬魄刀は始解よりもサイズが小さくなり、手斧のようなシルエットへと変わります。しかし、卍解によって更木剣八自身の姿が変わったことで、始解よりも力は各段に上がっています。
ただ、その力によって更木剣八本人の身体もダメージを受けるため、諸刃の剣です。けれど、だからこそ、純粋に力だけで考えると、最強と言えるでしょう。
斬魄刀が具現化した草鹿やちる
更木剣八の卍解は、更木剣八本人が行うのではなく、草鹿やちるが調整する形です。11番隊の副隊長であったはずの草鹿やちるは、野晒が具現化した姿でした。
そして、初めて始解をしたタイミングで姿を消し、斬魄刀としての役割へと回ります。それまで他の死神にも見えていましたが、始解をした後は、卍解時に更木剣八にしか見えなくなっています。基本的に斬魄刀が具現化した姿はあくまでもイメージで、持ち主にしか見えることはありません。
けれど、草鹿やちるは大勢と会話をしている上に、自身の斬魄刀で始解もしています。したがって、数ある斬魄刀の中でも特殊と言えるでしょう。
非常に特殊な斬魄刀
更木剣八の斬魄刀は、最終章まで姿が変わらないという特殊なものでした。そして、始解と卍解も、能力こそ違和感がないものの、草鹿やちるの存在によって特殊なものとなっています。
そのため、多少矛盾を感じる読者もいますが、更木剣八が元々特別だからということで片付いています。
ピックアップ