大人気のドラゴンボールのパロディ回
元々銀魂は原作者が熱心なファンということもあってか、ドラゴンボールネタのパロディが豊富です。
細かいネタを挙げるときりがない程、作中に同作をモチーフにしたギャグが登場しますが、アニメ版119話はストーリーに深くドラゴンボールネタが絡んでいます。
職場や街が禁煙ムード一色になってしまい、愛煙家の土方が苦しむところから話が展開していきます。
安心してタバコが吸える場所を求めて、宇宙に出かける土方、たどり着いた惑星は悪者に支配されており、そこで様々なキャラと出会い、奇妙な体験をする、というのが119話の大まかな内容です。
パロディ要素が非常に多く、土方がたどり着いた惑星名はナメック星モチーフの「ハメック星」、そこで暮らす住民はナメック星と瓜二つのであり、その回の敵キャラはフリーザモチーフの「ブリーザ」やセルとそっくりの「セロ」です。
更にはスカウターを装着して、エネルギー弾を溜める「超地球人」とされる人物や明らかにドラゴンボールにしか見えないヌメヌメの魔法の玉や神龍のようなドラゴン、カリン塔をのぼる土方のシーン等、ドラゴンボールネタの宝庫とも言える一話です。
ドラゴンクエストがモチーフの長編も
銀魂のパロディ回は基本的に一話完結です。
本編とは無関係の日常的な回にパロディネタがよく織り込まれますが、一部で例外もあります。例えばアニメ167話から169話にわたって繰り広げられた、通称「たまクエスト編」は編自体でドラゴンクエストのパロディ回です。
ファミコン時代のドラクエをモチーフにしたドット絵やコマンド入力のインターフェース等が登場します。銀さんがゲームのグラフィックについて熱く語る一幕があったり、随所にドラゴンクエストを彷彿させる、それっぽいSEやBGMが登場します。
ドラクエの勇者をパロディ化した銀さんそっくりのゲストキャラが出演したり、ドラクエ5の花嫁ネタや宝箱モンスターのミミックのような罠が登場する等、ドラクエ色が非常に強い長編です。
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