エヴァンゲリオンにおけるファーストインパクトとは?
エヴァンゲリオンは「現実世界に使徒が攻め込んでいるという設定」のように見えますが、実は生命の起源からして現実世界とは異なる流れを歩んでいます。
エヴァの世界では、地球に生命が生まれたのは「黒き月」が地球に衝突したからとされています。
この地球と「黒き月」の衝突が「ジャイアントインパクト」であり、後に「ファーストインパクト」と呼ばれる出来事なのです。
その昔。地球以外のどこかに存在している知的生命体が、宇宙に生命の種を蒔きました。その種が「白き月」と「黒き月」です。
本来は別々の星に辿り着くはずだったこの二つの月が、地球に両方落ちてきたことが、エヴァンゲリオン世界の発端となります。
最初に飛来したのは「白き月」で、南極大陸位置に落下。中には「アダム」と「裏死海文書」が入っていました。この「アダム」はいわば地球の始祖であり、「第一使徒」と呼ばれます。
アダムが作り出したのが第三使徒から第十六使徒。これら十四体の使徒によって、地球は支配されるはずでした。
ファーストインパクトのその後
「アダム」とアダムの子である使徒によって支配されるはずだった地球。そこに本来落ちてくるはずではなかった「黒き月」が衝突します。
これがファーストインパクトです。このときの衝撃によって、アダムと第三~第十六使徒は活動を停止、眠りにつくことになります。
遅れて地球に到着した「黒き月」には、第二使徒である「リリス」がいました。
「アダム」と「アダムの子ら」が活動を停止した地球で、「リリス」は「L.C.L」と呼ばれる液体を流します。
地球全体に広がった「L.C.L」によって生命が進化し、最終的に第十八使徒たる「リリン」、別名を「人間」が生まれることになるのです。
そして「人間」は地球を支配するに至ります。
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