「ドラえもんのび太の恐竜」では原作漫画と映画の違いをチェック
漫画「大長編ドラえもんVOL.1 のび太の恐竜」と、それを原作とした映画作品、「ドラえもんのび太の恐竜」にドラえもんの温かい目が登場します。この映画は、1980年に公開された作品です。
漫画の方でも、ドラえもんの温かい目が出てきますが、この時の表情は、比較的柔らかい表情です。これはドラえもんが自分なりに考えた「温かい目のつもり」のようで、のび太はそんなドラえもんのことをじっと見つめ返しています。
一方、映画の時には、歯を思いっきり見せて、より豊かな表情に変わっています。その表情からは、「温かい目をして、のび太のことをしっかり見守ろう」という気持ちの強さが読み取れるでしょう。漫画と映画の画像を両方見比べ、その違いを楽しんでみても面白いかもしれません。
「ドラえもんのび太の恐竜2006」ではさらにパワーアップ
2006年に、「ドラえもんのび太の恐竜」がリメイクされ、「ドラえもんのび太の恐竜2006」として公開されました。ドラえもんの温かい目は、のび太が、自分で発掘した恐竜のたまごをタイム風呂敷に包んで、孵化するのを待っているシーンに登場してきます。部屋の入口からその様子を見たドラえもんは、温かい目で見守ろうとするのです。
その表情は、前作品とは大きく異なり、両目がかまぼこ状に開かれています。口は閉じているものの、優しい表情を無理やり作ろうとしているからなのか、必要以上に口角が上っている状態に。温かい目というよりも、少し不気味で怖い印象すらあります。
この温かい目は、勉強机に座っているのび太を後ろからそっと見守るシーンにも登場します。この時は、目が強調され、キラリと光っています。また、目尻も下がっており、より不気味さがアップした感じです。この映画では、前回よりもパワーアップした表情が楽しめるでしょう。
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