電脳コイルってどんな作品?
電脳コイルは、通信技術が発達した近未来の日本を舞台にしたアニメ作品です。2007年5月~12月にかけてNHKで放送され、放送開始前はゲームのような世界観や親しみある絵柄で注目を集めました。
作中では「電脳メガネ」と呼ばれるウエアラブルコンピューターが登場していて、電脳メガネを通じてインターネットを使用しています。金沢市から大黒市に引っ越してきた小学6年生の主人公「小此木優子」と同級生たちが都市伝説の解明をしていくといった内容のストーリーとなっています。
- 文化庁メディア芸術祭アニメーション部門・優秀賞(2007年)
- 第7回東京アニメアワードTVアニメ部門・優秀賞
- 第39回星雲賞メディア部門・受賞
- 第29回日本SF大賞・受賞
- 第13回アニメーション神戸個人賞・受賞
といった様々な賞を受賞している評価の高いアニメ作品でもあります。
トラウマシーンその1、違法電脳体駆除ソフト「サッチー」
数多くある電脳コイルのトラウマシーンの中で視聴者の中で一番多くの票を集めているのが、違法電脳体駆除ソフト「サッチー」です。
サッチーは、郵政局管轄の違法電脳体駆除ロボットの事で、仮想世界の主人公たちを追いかけて駆除しようとしてきます。壁から壁へと通り抜けが出来たり、体に付属している球体からビームを放ち、電脳物質データを初期化するといった恐ろしい性能を持っています。
しかし、識別能力はかなり低く、違法性のない電脳体にも容赦なくビームを放つといった困った一面も持ち合わせています。頭部に可愛らしいイラストが施されているといった不気味さに加わり、作中の小学生だけではなく、視聴者にも大きなトラウマを植え付けました。
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