アシタカの命を救った
もののけ姫の主人公であるアシタカは、シシ神と急接近し、銃に打たれて瀕死の状態になったところを救われています。ただ、これはシシ神が明確な意思を持ってアシタカを救ったのではなく、ただ生かしたと考えられています。
アシタカは物語の序盤で、やむを得なく猪の神の命を奪っています。その際に命に関わる呪いを受けますが、シシ神がアシタカが、銃弾ではなくその呪いによって命を落とすよう仕向けたとする説が有力です。ただ、最終的にはシシ神に頭を返したことで、呪いからも救われています。
サンはシシ神を慕っている
もののけ姫のタイトルにもなっているサンは、子どものころから山犬に育てられています。そのため、シシ神とデイダラボッチは自分よりも上位ということを把握していて、慕っている描写があります。瀕死になったアシタカの生死を、シシ神に委ねたのはサンです。
そして、シシ神がアシタカを生かしたことから、そのことを尊重し、アシタカとの心理的な距離が近くなっています。
謎が残されたままの存在
シシ神と、そのシシ神が変身する存在であるデイダラボッチは、作中でも神や自然そのものとして扱われます。
そのため、言葉が通じなかったり行動の意図が不可解だったりするなど、人の頭では理解できないような存在として描写され、残された謎も多いです。
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