「魔法の天使クリィミーマミ」について
「魔法の天使クリィミーマミ」が放送される前、読売広告社は「魔法のプリンセス ミンキーモモ」を制作し大成功を収めました。
当初は、「はずんでクリィミーマミ」というタイトルでのスタートでした。ですが、アニメ制作会社として選ばれたスタジオぴえろは、魔法少女シリーズの第1作として放送することを決め、タイトルも「魔法の天使クリィミーマミ」になりました。力が入っているだけあり、動画のクオリティーも高かったです。
そのストーリーは、10歳の森沢優がフェザースターの箱舟に遭遇したことからスタートします。夢の世界フェザースターの妖精ピノピノと出会い、助けてくれたお礼にと、魔法のコンパクトとステッキをもらいます。
優は、魔法のステッキでクリィミーマミに変身。歌手デビューを果たしたことで、優はクリィミーマミとして芸能活動をしていくことになります。おまけに幼馴染の大伴俊夫は、クリィミーマミに夢中。優は複雑な想いを抱くというものです。俊夫との関係は、最終回のEDにその後が描かれています。
そして、実は「魔法の天使クリィミーマミ」は漫画も存在します。雑誌「キャロル」で連載されていて、アニメとは違うストーリーでもありました。動画背信サービスなどで、もう一度ストーリーを振り返ってみるのもいいのではないでしょうか。
最終回はどんな話?
最終回のタイトルは、まさにラストにふさわしい「ファイルステージ」です。約束の1年が来て、ピノピノに魔法を返す日が来ました。その日は、クリィミーマミ最後のコンサートの日。クリィミーマミは、これで引退となるのです。
ヒット曲を次々と歌いますが、その途中でアクシデントが起きます。俊夫が、かつての記憶を取り戻しつつあったのです。それに反応するかのように、嵐と共に方舟か現れます。すぐに魔法のコンパクトを返すように言うピノピノ。最後までコンサートを続けたい優。
そして、奇跡は起きました。クリィミーマミは、デビュー曲である「デリケートに好きして」を熱唱。優は、魔法を返して俊夫の元に戻っていきました。そして、EDではその後どうなったのかが台詞はなく、動画のみで描かれています。
「魔法のプリンセスミンキーモモ」では、悲劇的なラストでしたが、「魔法の天使クリィミーマミ」は、ハッピーエンドでした。漫画やOVAでは、続編も作成されましたが、テレビアニメではこういった最終回でした。
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