あまりにも有名な栽培マン戦のシーン
ヤムチャの死亡シーンとして最も有名な場面と言えば、栽培マン戦です。もはやドラゴンボールを読んだ事がない人でも、この場面だけは知っている、それ程までに世間ではネタにされているシーンでもあります。
栽培マンは地球に襲来したベジータ達が、悟空が到着するまでに暇つぶしにと用意した量産型の雑魚キャラです。ベジータ達の提案で一対一のゲーム形式で、Z戦士と栽培マンが戦う事になり、ヤムチャはそれまでの修行の成果を遺憾なく発揮します。
見事かめはめ波で栽培マンを倒したヤムチャですが、実際はとどめを刺し切れておらず、彼は勝利を確信して大口を叩きます。栽培マンを倒したと思い込み、偉そうに台詞を話していたところ、裁判マンに抱き着かれ、自爆に巻き込まれて命を落とします。
ヘタレキャラ扱いされる理由
戦闘力はヤムチャの方が栽培マンを大きく上回っており、彼が途中で油断しなければ無事に勝利できた可能性は高いです。同じサイヤ人襲来編で死亡した他のZ戦士と比較すると、どうしてもヤムチャの死亡シーンの情けなさが目立ちます。
栽培マン戦と戦う前、そして勝利を確信した場面の台詞もいかにも悪の組織のかませ犬キャラが言いそうな内容で、ビックマウスの後にあっさり敗北した一連の流れは、シュールなギャグシーンのようです。
魔族なのに弟子を守って倒れたピッコロ、決死の覚悟で大技を放って力尽きた天津飯やチャオズ達とは違い、ヤムチャはただただ慢心と油断から死んでしまったのです。
栽培マンの自爆攻撃は確かに卑怯なものですが、大口を叩いた後、量産型の雑魚キャラに同士討ちに持ち込まれたヤムチャの姿はやはりヘタレ、かませ犬と言われても仕方ないものがあります。
自爆攻撃を受けた後、地面に倒れ込む死亡時のポーズも、どこか滑稽な姿であり、ネタ扱いされる一因になっています。
その後のナメック星編ではヤムチャは死亡しており、フリーザ一味との闘いには一切参加しておらず、特に原作コミックでは見せ場が全くありません。
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