なぜこのような事態になってしまったのか
バンダイによるキャスティングミスにより、伝説のクソゲーとして語り継がれていることになったわけです。なぜこのような事態になってしまったのか、噂レベルでは試験的な意味合いがあったという話もあります。
この時期はアメリカとと日本の貿易協定が緩和されることで、日本の製品が次々とアメリカやヨーロッパで輸出されることになります。当然ながらガンダム作品もアメリカを含めた外国で放映され、特にウイングガンダムが大人気となりそのほかの作品にも影響を与えることになります。
これが契機となり、ハリウッドでガンダムGセイバーと呼ばれる作品が実写化される話が持ち上がります。どんな作品にするのか決めていなかったが、ここで重要なことはアムロとシャアを実写化して出してもよいのかという点です。
アニメキャラを実写化するとイメージが壊れてしまい、せっかくの作品が台無しになる恐れがあります。
そこでバンダイはGセイバーのために、試験的にアムロとシャアを実写化してみようと考えます。テレビ作品で試すのは予算がかかりすぎるため、そこでゲームを利用して試したところ結果はクソゲーというレッテルを張られ失敗に終わります。
しかしこの失敗によって、Gセイバーでは主要人物は出さないほうが良いと判断されたことが結局のところGセイバーの成功につながります。
この失敗が実写化した作品を続ける契機となる
クソゲーのレッテルを張られた実写化ガンダムゲームですが、この失敗は決してマイナスばかりではなかったといえます。実写化の試験的運用の側面があり、この失敗があったからこそGセイバーは成功したのです。
そしてGセイバーの成功は、その後ハリウッドで新しいガンダム作品を生み出すことにつながります。
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