ぶっこみの拓とは?
「疾風(かぜ)伝説 特攻(ぶっこみ)の拓」は、1991年から1997年まで「週間少年マガジン」に連載されていた暴走族ヤンキー漫画です。原作は佐木 飛朗斗(さき ひろと)作画は所 十三(ところ じゅうぞう)が担当しています。
連載終了時点では物語が完結しておらず、その後も漫画や小説として断続的に作品が発表され、本編は2021年に小説Version32の書きおろしとして完結しました。つまり「疾風伝説 特攻の拓」は、27巻までが漫画で28巻以降32巻までが小説という変則的な作品です。
この作品の特徴としては、タイトルに見られるような独特な漢字の読ませ方やセリフ回しがあります。小説での本編の完結と同時に、「疾風伝説 特攻の拓」の10年後を描いた「疾風伝説 特攻の拓 ~After Decade~」の8巻も漫画で発売されています。
「After Decade」の作画は桑原真也に代わりました。本編のほかに小説版の外伝と、中学時代の天羽時貞(あもう ときさだ)が主人公の漫画版の外伝もあります。作画を東直輝が担当する「爆音伝説カブラギ」は、実質的には「疾風伝説 特攻の拓」の続編です。
ぶっこみの拓のあらすじ
主人公の浅川拓は高校でいじめられていましたが、転校してきた横浜の暴走族「外道」のメンバー鳴神秀人に憧れを抱くようになり不良デビューしようとします。しかし問題を起こし、県内随一の不良校として知られる私立聖蘭高校への転校を余儀なくされました。
聖蘭高校で同じ1年で暴走族「爆音小僧」の7代目頭、鮎川真里(あゆかわ まさと)に気に入られ暴走族としてデビューを果たします。拓は多くの仲間と触れ合う中で、男として成長して行くというのがおおまかなストーリーです。
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