【BLEACH】小説のネタバレ感想!本編の伏線回収がすごいって本当?

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霊王の正体と未公開だった卍解

小説版で回収された伏線で代表的なのは、霊王の正体です。本編では物語の根幹に関係するにも関わらず、あまりはっきりしない重要な存在という扱いでした。

それが小説で、虚から人を守るための神のような存在だったということが明らかになります。また、その霊王が過去に五大貴族の手によって犠牲となり、その上に尸魂界が成り立っていることも判明します。

そして、平子真司と檜佐木修兵の卍解の内容がわかります。平子は卍解習得が条件となる隊長でありながら、本編では卍解を発動しませんでした。

その卍解の逆様邪八宝塞が、小説版で使用されます。内容は使用した相手に、適と味方の認識を逆転させることでした。檜佐木修兵の方は副隊長なので卍解は必須ではありませんが、小説版の終盤で使用しています。

その名前は風死絞縄、自分と敵を鎖でつないで不死身に近い状態にして、お互いの霊圧を削り合うという内容でした。

その他にも回収された伏線がたくさん

BLEACHの世界には、死神の名家である五大貴族というものが登場しますが、その内2つの名前は明かされないままでした。

そのひとつである綱彌代家が小説版に登場し、当主である綱彌代時灘が最後の敵になるほどしっかり関係しています。また、檜佐木修兵が慕っていた隊長、東仙要が裏切るきっかけになった原因が、その綱彌代時灘だということも明らかになります。

そして、千年血戦編でユーハバッハに倒されたままだった零番隊が生存していることや、破面のティア・ハリベルが虚園を治めていることなどもわかります。

そのような伏線回収が数多くある上に、作品としてのクオリティも高いため、小説版には好意的な感想を抱く読者が多いです。

本編を補足できる小説版

漫画が原作の小説は、スピンオフのポジションになることが多いです。しかし、BLECHの場合は伏線回収によって、本編を補足する役割も担っています。

そのため、本編の伏線でわからない部分がある人は、小説版を読んでみると良いでしょう。