ビーバップハイスクール最終回ネタバレ!人気アニメ漫画の終わり方の理由・感想

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原作とアニメの最終回の違い

最初にご紹介するのはビーバップハイスクールの最終回についてのネタバレです。

最終回は主人公のヒロシ、トオルの2人が下校途中に舎弟のノブオが公園で頭から血を流している所からスタートします。

怪我の原因は他校の生徒からの因縁による一方的な暴力で、話を聞いた2人は敵討ちに乗り出すのです。犯人と思われる高校生を追跡している途中、トオルの中学時代の先輩に当たる源と遭遇します。

源は鉄腕ツトムというニックネームが付くほど喧嘩が強く、高校生相手では敵なし状態の2人も恐れるほどの人物です。2人と遭遇した源はちょうどいいとばかりに頼みごとをしますが、ヒロシとトオルは断ります。

これまでに何度も源からの頼み事で危険な目に遭っていることが理由です。

その後2人は無事にノブオの仇を取り、意気揚々と引き上げる途中に血を流している源と遭遇します。安否確認のために近づくと暴行をしたと思われる3人のヤクザが登場し、邪魔な2人を追い払おうとするのです。

厄介事を持ち込む先輩といえども見捨てることもできず何とか助けてもらえるように懇願するも3人は聞く耳を持ちません。見逃す代わりに小指か500万円を払えという無茶な要求をするヤクザに2人が向かっていくシーンで終了となるのです。

ビーバップハイスクールは原作のヒットを受け実写やアニメ作品も作られています。アニメはOVAという形で数本リリースされていますが、1本ごとに完結されているので原作とは別物です。

オリジナルストーリーで描かれているので最終回は存在しません。

最終回の真相

主人公ヒロシとトオルは喧嘩において無類の強さを誇っていますが、唯一ヤクザにだけは恐れをなしています。

80年代から90年代にブームになった不良漫画の多くは高校生同士の争いがメインでヤクザを始めとした大人が絡んでくることはありません。

ビーバップハイスクールで度々ヤクザが登場させ2人と絡ませていたのは不良にも怖い物があるという現実を見せかったからです。

恐怖の対象で避け続けてきたヤクザに向かって行くシーンには大切な仲間を見捨てる卑怯者にはならないというメッセージが込められています。

一般の人から自分勝手で周りに迷惑を掛ける存在に見られる不良にもポリシーや仲間を大切にする絆があると作者は漫画を通して読者に伝えたのです。