座標の力の能力
始祖の巨人の力である座標の能力はまず、エルディアの民の記憶を操ることです。実際にカールフリッツは、壁の中の世界を作った後、壁の外には人類の生き残りはいないという記憶改ざんを行っています。
そして、無垢の巨人を操ることも可能で、その大きさには制限がありません。したがって、壁の中に埋まっている超大型巨人さえも操作できます。その超大型巨人を外の世界に向けて歩かせることを、地鳴らしと呼びます。
さらに、病に対する抵抗力や生殖能力など、エルディア人の身体を作り変えることも可能です。
王家の者が受け継ぐことが発動条件
数多くの能力がある座標ですが、それを発動させるためには、ユミルの血を引いている王家が所持している必要があります。しかし、カールフリッツは不戦の契りという契約をしていて、能力を使用するという気力がなくなってしまいます。
したがって、条件を満たすためには不戦の契りに支配されてしまうことになるので、実質的には能力の使用は不可能です。
発動条件には抜け穴があった
能力を発動させるためには王家が持っていなければならない座標ですが、エレンは例外的に発動させています。
それは、王家の人間であるダイナの巨人に触れたタイミングです。そうして、座標の力を発動させるためには、所有者が王家の血を引く人間に触れるだけで良いという抜け穴が判明します。
その結果、エレンは兄であり王家の血を引くジークに触れることで、座標の能力である地鳴らしを発動させています。
設定に忠実に進められている
座標は、始祖の巨人の力という別名がある上に、能力やその条件も色々と複雑なので、わかりにくいという人もいるかもしれません。
けれど、設定自体はとてもしっかりしています。そのため、何度か読み返していくと理解できるでしょう。
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