FCRBの服はダサい?ソフが展開するファッションブランドを調査

ファッション

「FCRB(FC Real Bristol)」とは何?

FCRB(FC Real Bristol・エフシー・レアル・ブリストル ) とは、デザイナー・清永浩文さんが頭の中で創り出した仮想のサッカークラブ、そしてブランド名の名称です。

歴史を振り返ると、大分県出身で上京したのちA.P.C.という世界的なフレンチカジュアルブランドで6年働いた清永氏は、独立して1998年に「SOPH (ソフ) 」というブランドを創設しました。

サッカー好きの清永氏は、1999年から生まれ育った大分のプロサッカーチーム「大分トリニータ」のスポンサー活動をスタートさせます。それと同じ1999年にSOPHというメインのファッションブランドから派生してスタートさせたのが、この「FCRB(FC Real Bristol)」というブランドです。

翌2000年、世界的なスポーツブランドのNIKEは清永氏のコンセプトに賛同し、公式サプライヤーとして「FCRB(FC Real Bristol)」の活動に加わります。NIKEという巨大な存在のバックアップを受け、「FCRB(FC Real Bristol)」は瞬く間に大人気スポーツ系ファッションブランドへと成長しました。

「FCRB(FC Real Bristol)」の特徴

清永氏の古巣であるA.P.C.はパリコレ参加ブランドながら、アヴァンギャルドな作風とは対照的と言えるミニマルな作風が最大の特徴になります。その作風同様に、彼が最初に立ち上げたSOPHはシンプルなカジュアルテイストのブランドです。

それに対して2番目に立ち上げた「FCRB(FC Real Bristol)」はスポーツカジュアルテイストで、基本的にはシンプルながらも派手なブリントを多用しています。なお、ブランド名はサッカーに関連するものですが、プリントに関してはサッカー関連に限定しているわけではなくMLBのチームロゴが入ったTシャツなども取り扱います。

A.P.C.同様に落ち着いた雰囲気のSOPHは大人の顧客層を獲得するのに貢献してきた一方、派手でカラフルなFCRBは若年層のファン獲得に大きく貢献してきました。