アホリズムはどんな終わり方をした?
アホリズムの世界では、神触という現象によって様々な敵が現れます。
主人公の六道黄葉を始めとする登場人物は与えられた能力を持ってその神触に立ち向かいますが、最後には条件内にいる人を地獄に堕とすという、「裁」の神触がやってきます。
ネタバレをすると、黄葉は実際に「裁」によって地獄に堕とされてしまいます。
そしてそこからさあどうする、というところでアホリズムの第一部は最終回を迎えます。
第一部完ということで続きがあるような雰囲気で終わりますが、漫画には第一部制といって実際には本当の最終回であるにも関わらず、続編の存在を臭わせて終わっている作品がいくつもあります。
アホリズムもそのタイプだと考えられています。
終わるタイミングが中途半端
ネタバレになりますが、そもそも主人公が地獄に堕とされて終わりの段階で続きがないと、ただのバッドエンドです。
もちろん物語としてはバッドエンドもひとつの選択肢になり得ますが、あまりにも唐突すぎるため辻褄が合いません。
主人公を地獄に堕とす「裁」も、あくまで乗り越えられる試練として描かれている節があります。
さらにもしきれいな最終回を迎えるのであれば、それよりも前に適したタイミングがありました。
であるにも関わらず物語自体が終わってしまい、数年間特に続編の音沙汰がなかったのでほぼ確実に打ち切りです。
その理由としては、作者のモチベーションが維持できなくなったり、連載ペースが遅いがために人気が下がってしまったことなどが考えられます。
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