打ち切りにより連載が終了する漫画も少なくないですが、かつてジャンプに連載されていた「テガミバチ」は特殊な形で打ち切られた作品です。
ここでは、この作品の内容や、打ち切りにいたるまでのいきさつについて、詳しく紹介します。
月刊誌で連載が開始された「テガミバチ」
「テガミバチ」は漫画家の浅田弘幸さんの代表作の一つです。
浅田さんは「I’ll」というバスケットボールをテーマにした漫画でも有名ですが、どちらも月間少年ジャンプに連載されていました。
「テガミバチ」の連載が月間少年ジャンプで連載が開始されたのは、2006年の10月号です。
前作の「I’ll」が全100話続いた人気作品だったので長期の連載も期待されていたのですが、月間少年ジャンプでの連載は2007年の7月号で終了してしまいます。
これは、月間少年ジャンプ自体が2007年の7月号で休刊したことが原因になっていて、漫画の打ち切りとしては非常に特殊なタイプです。
掲載されていた雑誌が休刊になっても、「テガミバチ」自体は作品として人気があったことから、別の雑誌での再連載が検討されました。